Multix (マルチックス)
間接法なら耐火模型の精度が必要ですが、ワックスは焼付け築盛するので変形の心配はありません。
でも、直接法は本模型を使って制作するのでワックスを焼付ける訳にはいきません。
ワックス操作では、本模型からの脱着時の変形を防ぐ為に色々な対策をして制作しても鈎先部分の開きが発生します。
その為、ワックスを使用せずパターンレジンや光重合レジンで製作している人もいます。
鋳造鈎をレジンで製作した場合は、埋没材との相性(肌荒れ・クラック・他)も考える必要が有ります。
TDラボでは、上記の問題がありワックス製作に戻しましたが、鈎先部分の開きが解決できていませんでした。
そんな時、内外歯材さんから紹介された「マルチックスブルー」を使ってみたんです。
マルチックスブルー 60g(定価2,500円)
チョーワ株式会社の新製品で歯科用キャスティングワックスです。
スティッキーワックスの様な粘りがあり、石膏模型面への密着度が非常に良いんです。
弾力もあり、クラスプ鈎先のアンダーカットから着脱しても復元されます。
今現在は、他のワックスと併用して使っています。
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